今までなんでこの選手が1着にならなかったんだろうというレースやあなた自身の予想では堅いレースだったのに外してしまったという過去があるのではないでしょうか?
実は競艇で予想する上では知っておくべき予想のコツが存在します。
このコツをしっているかどうかで予想の精度が格段に変わります。
今回紹介する内容を読んでいただければ、『あーだから外れたのか』『だから荒れたのか』
とあなたが過去に外したレースの理由が明確に理解できるはずです。
コツは全部で8つと少し多いですが、これだけは外せないという内容だけに厳選しましたので是非最後まで読んでいただければと思います。
競艇初心者向け予想ポイント8つ
競艇で勝つ為には根拠のある予想ができることが大切です。
今回はここだけは最低抑えておきたいという予想をする上で必要なポイントを8つにまとめました。
- 競艇場の水面特徴を把握しておこう
- 選手の実力をチェック
- 節間を通しての選手のリズムをチェック
- モーターの調子をチェック
- 展示タイムの見方を知って予想に活かす
- スタートの隊列をチェック
- 展開の予想をしよう
- オッズを確認して回収率を意識しよう
以上の8つをマスターすれば今よりもっと予想がしやすくなり、回収率もあがります。
この8つのポイントは私も今でも非常に大切にしてるポイントなので、予想する上での核となるポイントです。
ここをマスターすることでもっと競艇の予想が楽しくなるはずです。
それでは順番に解説していきます。
1.競艇場の水面特徴を把握しておこう
競艇は水面上で行われる競技の為、水面が荒れるか荒れないかによってその後のレース展開が大きく変わります。
その日の天候によっても左右されますが、競艇場特有のクセというものが存在します。
予想する前に競艇場の水面特徴を把握することで勝ちやすくなります。
今回は代表的な特徴をもつ競艇場を3つ紹介します。
1.江戸川競艇場
江戸川競艇場は全国でただ一つ海水と淡水が混ざりあう河川コースです。
潮の満ち引きの影響で水面の高さが大きく変化することが特徴で、競艇場の中で1番の難水面といわれており予想が非常に難しい競艇場です。
競技場が河口付近にある為、風の影響を受けやすく強風の場合はレースが中止になることもあります。
潮の満ち引きによる水位の変化、川の流れ、風の3点の影響を受ける為、水面が落ち着いているということはほとんどありません。
波乱のレース展開になることが多いため、6艇の1着率が高いというのも特徴です。
2.桐生競艇場
桐生競艇場は季節によって水面の特徴が変化します。
夏は風の影響などがなく穏やかな水面をしていますが、冬から春にかけては地域特有の『赤城おろし』または『からっ風』と呼ばれる非常に強い風が吹きます。
その為、冬から春にかけては水面が荒れることが多くなるので予想の仕方を夏と変えなければなりません。
3.多摩川競艇場
多摩川競艇場は『日本一の静水面』といわれる競艇場です。
人口プールに淡水を使用している為、潮の満ち引きなどの影響はありません。
また、風を防ぐ為の防風林があるので風の影響を受けにくい作りになっています。
荒れるレース展開となることがほとんどありませんので、選手全員が全速で1マークを目指すスピード戦になることが多くなります。
2.選手の実力をチェック
競艇の選手には明確なランクが存在します。
A1、A2、B1、B2と4つのランクに分かれ、半年に1度更新される仕組みになっています。
半年間の勝率、事故率、出走回数などをもとにランク分けされます。
A1とB1の選手では実力に大きな違いがあります。
例えば、1号艇にB1ランクの選手、2~3号艇にA1ランクの選手がいた場合コース上有利なのは1号艇ですが、2~3号艇のA1選手の実力で1着になる可能性が極めて高くなります。
そのくらいランクによる選手の力量は違ってきます。
出走表に選手ランクの記載がありますので、必ずチェックしましょう。
他には選手によって得意、不得意な競艇場が存在します。
これは『当地勝率』の2連率が高いか低いかで判断できます。
高ければ得意、低ければ不得意ということになります。
A1の選手であってもこの当地勝率が低い場合は苦手コースということなので、たとえ1号艇だとしても負ける可能性が高くなります。
こちらも出走表に記載があるので、先ほどのランクと併せてチェックしましょう。
3.節間を通しての選手のリズムをチェック
競艇の一節は通常4日から6日で開催されます。
初日から最終日まで選手の調子がどのように変化しているのかを把握することが必要です。
初日から勝負をかけたり、初日はモーターや水面の様子見で最終日に近づくにつれて調子を整えてきたりと選手によって様々です。
抑えるべきポイントは2つあります。
- 選手個人の特徴
- 今節の調子
まず、選手自身が期間中どのように勝負するタイプなのかを把握します。
前述したように、初日から勝負をかけるタイプなのか徐々に調子をあげていくタイプなのか選手個人が勝負をかけてくるポイントを把握しましょう。
次に、開催期間中の選手の調子を確認します。
初日はデータがないので参考にはならないですが、節の後半になれば数日分のデータが成績で確認できます。
問題なく3着までに入るような成績を残していれば問題ありませんが、そうでない場合は調子を崩している可能性があります。
また、選手個人の特徴と実際の成績が反比例している場合も調子が悪いか苦手な競艇場である可能性が高いので信頼度は高くありませんので予想が外れることが多くなります。
4.モーターの調子をチェック
競艇選手が使用するモーターは選手間の差がでないように抽選で行われます。
モーターそれぞれに個体差があり勝率が変わります。
モーターの強さのことを経験が長い競艇ファンはモーターの気配といいます。
『このモーターは気配がいい』『このモーターは気配が悪い』というような言い方をします。
なぜ気配かというと、出走表にモーターの勝率などの数値が記されてはいますがスペック自体を数値化することは難しく展示航走を実際に見て『ターンがうまくいっている』『あの選手よりスピードがでている』というように雰囲気で判断することが多いので気配という表現を使います。
実際のモーターの調子を判断する方法は出走表に記載のある勝率だけではなく『展示航走』『他の選手との比較』を自身の目で確かめる必要があります。
初心者だと判断が難しいポイントですが、回数をこなすことである程度わかるようになるので挫折せずに根気強く頑張りましょう。
5.展示タイムの見方を知って予想に活かす
展示タイムとは、選手ごとの直線のタイムを測ったもののことをいいます。
ここで見るべきポイントはモーターの伸び足です。
伸び足とは直線上での最高速度のことをいいます。
伸び足がいいと他の選手の艇を直線上で追い抜くことができます。
『0.15秒』差があるだけで、バックストレッチで1艇身の差になるとよく言われています。
仮にアウトコースの選手の伸び足がいい場合は第一ターンマークでまくりを決めやすくなるので、1着になる可能性が高くなるとも言えます。
このような知識を持っているかで予想の仕方が大きく変わるので、展示タイムをしっかりと把握しどのモーターの調子がいいかを判断する目を養いましょう。
競艇のスタート展示・周回展示・展示タイムの見方と予想に活かす方法
6.スタートの隊列をチェック
競艇は競馬とは違い、1号艇が必ず1コースからスタートするとは決まっていません。
スタートまでの間にどのコースを取るか駆け引きが選手間で行われます。
競艇ではインコースが有利な為、選手は一つでもイン側へ行こうとします。
本番レースで誰が1レースをスタート時に取るかを予想するのは非常に難しいことです。
しかし、競艇には『スタート展示』というものが存在します。
スタート展示は本番前のスタート練習のことをいいます。
選手がイメージした動きで実際にインコースが取れるかをテストしたり、自分は本番はこのコース取りをするぞと周りの選手に見せつけたりします。
スタート展示の駆け引きをもとに本番でどのような駆け引きになるかを予想します。
スタート展示はあくまでスタート練習なので、本番も同じような動きになるとは限りません。
わざとアウトコースの選手にインコースをとらせる動きをしておいて本番ではそのコースを塞ぎ好きにさせないということもあります。
選手の力量やクセなども考慮し、本番では内側にいれないだろうなどと予想していく必要があります。
7.展開の予想をしよう
競艇で勝つ為にはレース展開を予想する力をつけることが非常に重要です。
特に『1周目の第一ターンマークでの展開』を予想できるかどうかが鍵になります。
ほとんどの場合、この第一ターンマークでの順位が最終のゴール順になります。
第一ターンマークでの駆け引きを予想する為には今回書いた1から6までの知識をフル活用する必要があります。
あらゆる状況を自身で調べ、できる限りの仮説を立てそれをもとに舟券買うという流れになります。
1号艇にA1ランクの選手がいるからこの人が1位だ!というような単純なものではありません。
ここまでよんでくれているあなたなら、いかに競艇の予想が繊細かわかっているはずです。
レース展開が予想と違った場合はなぜ違ったのかを振り返るクセをつけておくといいでしょう。
8.オッズを確認して回収率を意識しよう
最後に舟券を買う際の注意事項として、オッズと回収率を意識しましょう。
自身で予想した組み合わせの中に、高配当と低配当が混ざっているかと思います。
つい高配当に多く賭け、低配当に少なくかけて高配当で当たれば大勝という状況になりがちです。
しかしこの場合、本来は賭け方を逆にした方がいいです。
なぜかというと、高配当の舟券が当たっても低配当が当たっても単純にマイナスになってしまうからです。
なので、高配当には少なめにかけ低配当には大きくかけます。
低配当ということはそれだけ当たる可能性が高い堅いレースということです。
このようなかけ方をすることで1日の回収率がマイナスになることを防ぐことができます。
初心者の場合、勝ちたい気持ちが大きくなりどうしても大穴狙いの大きな賭けになりがちです。
このような状況で勝ったとしてもそれはただのビギナーズラックであって根拠のある予想ではないのでいつか収支がマイナスになってしまいます。
1日のかけ金がいくらで、いくら回収できたのかを確認するクセを早い段階からつけておくといいでしょう。
競艇初心者でも予想のコツを抑えて勝率UPを狙おう
ここまで予想のポイントを8つご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
私もこのポイントを意識して買うようになってから回収率がプラスになる方が多くなりました。
少し経験が必要な部分もありますが、この8つのポイントを踏まえて予想することで今よりも確実に勝率はあがります。
特にモーターの気配、展示タイムの見方がわかるようになると今より予想の精度は格段に上がります。
水面で行われる競技であり人間が操る為、絶対という予想は難しいですが自身の予想にある程度の根拠があると勝負できるレースも多くなります。
勝負できるレースが増えてくると回収率もあがりトータルでプラス収支になっていきます。
今回お伝えしたポイントをしっかりとマスターできれば脱初心者といえますでの、1レースごとにしっかりと予想し自身の予想精度をあげて行きましょう。